水戸に行けば誰でも参加できるんだよ

12月20日午後、上野で特急に乗る。一眠りしたらあっという間に水戸へ着いた。宿へチェックインした後、ウクレレ持ってcafe202へ。
「タブちゃ〜ん♪会いたかったよ〜♪」
がらりとドアを開けると主人のRyongさんが満面の笑みで迎えてくれた。ここcafe202は水戸のウクレレの中心。今年の春先から「水戸でウクレレ弾くの会(仮)(※以下「ウク会」と省略)」というイベントを月1ペースで開催している。このイベントは誰でも参加可能で、ゆるゆるお喋りして喫茶しながらウクレレを楽しんでみようと言うもの。Ryongさんが副会長(仮)、ひでまろさんが会長(仮)、参加者は・・・全部で40人くらいいるのだろうか、初心者からウクレレの先生までいろんな方が参加している。
ここに集まる人たちは本当に暖かい人たちばかりだ。初めてお邪魔したのは今年の8月、次が先月のウクレレ・ランチボックスで、今回が3回目の訪問なのだけれど、いつも皆が皆笑顔で迎えてくれる。「よく来たね」「元気だった?」と話しかけてくれ、「折角遠くから来てくれたんだから弾いてってよ」なんて気遣いもしてくれる。会長(仮)、副会長(仮)の人柄が会の雰囲気に影響を与えてるんだろうなあと思う。
さて今回はウク会の忘年会である。皆持ち寄った料理を食べ、プレゼント交換をして、お酒飲みつつ一人一曲ポロロ〜ンと弾いた。10組くらいステージに立ったのだろうか。しっかりとしたストロークでソロを響かせる人、身近な日常を歌に昇華させた人、好きなミュージシャンの歌をカバーする人、いろいろなスタイルがあったけれど、どの演奏も心がこもっていて楽しそうで、自然と笑顔になった。
私はというとたらすなさんの『春夏秋冬』を披露した。この歌にした理由はすごく単純で、今日ホテルからcafe202へ移動する途中同じ名前の酒場を発見したからだけなのだが、結果的にはよかったと思う。歌っていて気持ちよかったし、歌詞が今日の会にぴったりだった。

たらすなさんオリジナル『春夏秋冬』

心豊かに 飲んで唄って笑えれば心豊かに 過ごせるはずさ春夏秋冬

本当に皆心豊かな人たちで、飲んで歌って笑っていた。
そして感謝することが一つ。演奏直前に私のコアロハのペグが突然外れてナットやバネが飛び散ってしまったのだけれど、皆で床をくまなく探してくれただけでなく、まだ見つからないから後で探そうといって演奏用のウクレレを貸してくれた。部品が全部見つかって直った時には皆で自分のことのように喜んでくれた。本当にありがとうございます。

それからプレゼント交換ではブッディーでファンシーなボールペンを貰った。とてもファンシーなので次の動画を作る時に出演させようかなと思う。
同じくプレゼント交換にて、隣にいたUkiさんがウクレレ職人マコレレさん謹製・ウクレレ型キーホルダーを入手しているのを見て「いいなー俺もほしーなー」と言ったら「新品じゃないけどいいかな?」といって、Ukiさん謹製・フェルトのウクレレキーホルダーをくれた。意外なプレゼントに嬉しくなった私、さっそくウクレレのネックに括りつけた。無くさないようにそのままの状態で持ち帰り、現在は自家用車のキーホルダーとして使っている。

ウクレレについて、ウク会に来てから考え方が変わった。
まだウク会を知らなかった頃、以前当ブログでも書いたが、ただただ「誰か弾き方教えて」という受身なスタンスでは楽器なんて絶対弾けるようにならないと思っていた。だから上達したいなら試行錯誤しながら自修するかお金払って講師に習う、それくらいの覚悟がなきゃ無理だと考えていた。
けれどウク会を見てから楽器を始めるというのはそんな敷居の高いものではないのだとわかった。周りに楽器で楽しんでいる人がいれば気楽に始められるし、他の人の演奏に刺激を受けて自然に練習するようになる。今のウク会はまさしくその状態。今水戸でウクレレを始めたいと思っている人は本当にラッキーだ。cafe202に行けばすぐにウクレレ弾きになれる、敷居なんて無い。どのくらい無いかというと、いくら長州力が「またぐなよ」と言ったところで無駄なくらい無い。
・・・例が悪すぎた・・・
もとい、こんな場所があるなんて水戸の人は羨ましいなあと思う。自分の周りでもあんなことができたらいいな。

さてさて、楽しい楽しいウク会忘年会は21時過ぎに解散した。だがまだまだ水戸の夜は続くのである。。。