春だし、晴れだし

午後、ウクレレを持って近くの公園へ出かけた。
公園でウクレレを弾くのは今回が2回目。1回目はもちろんMaxさんとのセッションの時で、跳んだり跳ねたりしながら歌ううち「外で弾くのは気持ちがいい」ということに気づいた。それで今日、天気がいいし暇だしちょっと行ってみようと思った次第。
公園内はGW中の焼肉客、酔っ払って寝ている人、ちちくりマンボウしているアベック、キャッチボール少年少女などで溢れかえっていた。寝ている人起こしちゃったりボールがウクレレに命中したりしたら嫌なので人の少ないベンチを探し、見つかったところで演奏開始。ハワイアンやバラードなど、ソロ弾きできる楽曲をいくつか練習した。
3曲目を終えるころ、ガサガサと足音が近づいてベンチのところで止まった。演奏を終えて音のした方向に目を向けると、そこにはグローブとバットを持った子供たちが4人いて、珍しそうにこちらを見ている。一人の男の子が声をかけてきた
「ねえ、それ何?ギター?」
「これね、ウクレレだよ」
「へぇーこれがウクレレかあ」
子供たちの目がらんらんと輝いている。
ちょっと嬉しくなったので4人のために1曲弾いてあげた。曲は”Tiny Bobbles”今年の元旦に覚えたやつ。

「すげぇー」男の子が思わず口に出した
「すげぇなあ・・・ねえ姉ちゃん、姉ちゃんやらせてもらいなよ」別の子が姉と思わしき女の子に声をかけた。
「え・・いいよ。壊しちゃいそうだもの」躊躇する姉、ここは笑顔で話しかける。
「大丈夫だよ、これ丈夫だから、ほら、触ってごらん」
「んんんん」ぶんぶんと首を横に振る少女
「大丈夫だって、ほら、やってみて」
「んんんんんんん!!!!」猛烈に首を横に振る少女。ものすごくはっきりした感情表現だ。誰がどう見ても恥ずかしがっている。
結局触ってもらうのは諦め、練習を続けた。
さらも数曲演奏した後顔を上げると、子供たちはいつの間にかいなくなり、太陽も大分西に傾いていた。片付けて家路に着いた。
やっぱ、外はいい。楽しい。
公園でのウクレレで幕を開けた今年のGWは、終わりも公園でのウクレレだった。
とてもいい気分だ。