巻きタブの激情

昔っからどうも感情の起伏が激しいので困ってる。3つの頃から「短気は損気」と対象生まれの祖母に諭され自分でも直そう直そうとしてきたのだがうまくいかない。
癇癪起こしちゃいかんと思うのでぐっと我慢はする、できる。けれどもその我慢が顔に出る声に出る態度に顕れる。こいつはいかん、いつでも笑顔で明るい未来とばかりにっこりすると「なにニヤけてるんすか」「顔が怪しい」「電波出てる」「考えが見えない」と散々である。忍ぶれど色に出りける我が怒り、下の句忘れた。もう子供が二人いてもおかしくない年齢なのにまだ自分の感情を制御できんのである。困った話だ。
そんな激情を和ませてくれるのがウクレレのポロロンとした音色だ。嫌なことがあった時悩んだ時何もすることがないのに歳だけとってしまうのに耐えられないとき、ピックで引掻いたり指で撫でたり手のひらでカッティングしたり。その時その時の感情で弾き方が変わる、ウクレレの音色も変わる。けれど基本は優しい音だ。
今日ちょっと人をきずつけてしまった。良かれと思ってやったことできずつけてしまったので悲しい。けれど良かれと思ってやったことだから、なんできずついちゃうのさとも思う。さらにいえば、自分のエゴで他人をきずつけたのに、どうして「よかれたおおもったのに傷ついちゃうのはなんで?と思っている自分がまた情けない。いろんな感情が混じってしまった結果、僕はニヤけていた。

ささ、ウクレレだ。来月に向けてがんばろう。