形がスゲエ

よく「大人になるとだんだん夢が見られなくなる」とか「日々の仕事に生き生きした生き方を忘れてしまう」とかいう人がいるけれど、それは嘘である。サラリーマンになって思うけど、大人になってからの方がよっぽど夢を見られる。大人になって夢を見られないのは、きっと子供の頃から夢なんか見たことがないからだ、と思う。
平安時代あたりまで、日本人の平均寿命は25歳くらいだった。別に短くは無い、20過ぎれば身体は衰える。病気で死んでも仕方ない。毎日薬を飲みながら老いてなお生きる動物は人間くらいのものである。身体が動かなくなって、脳みそも働かなくなって、介護している倅を見てはあれあの人誰だっけ、それでも人は生きる。だからといってネガチブになるわけではない、そうか、後はもうなんとかかんとかして生きることになるんだ。そうしないと、死んじゃうんだなぁ、ならやれることやっちまおう。そう思えば選挙も行くし、変なロボットも作る気になるし、金も稼ぐ。そっからのが、面白い。

今、一番の夢は「すごいもの」になること。どんなことでもいい、すごいものになって、うわーよくわかんない、ぷっ何あれ、変だなー、すごいなー、おいおいすごいよ、うわっはっは、どわっはっは、と言われてみたい。そのために、毎朝布団をたたみ、安全運転して、給料取りやって、夜中にブログを書いている。