ウクレレを道中の友にするための問題

ミニアンプ通称「子ブタ」

明日からシリアでフィールドワーク
Uke-solidを帯同させる。
旅行での悩みと言えばパッキング、荷物の量である。
いくらウクレレが小型軽量とはいえ、いざ旅行となると結構かさばるのだ。ポイントとしては

胴の部分
共鳴させて音を増幅させる胴の部分は当然のことながら空洞である。この空洞が荷物を大きくする。コップや帽子だったら中に下着や靴下など小物を詰められるが、ウクレレはそうもいかない。何せあの小さなサウンドホールだ。パンツを入れたら出てこなくなりそうである。
全長
ウクレレは結構長い。手持ちのソプラノウクレレ(FS-4)のPヘッドの先から胴の先まで、測ってみたら54cmもあった。どのくらいかというと、男物の靴1セットを縦に並べた長さくらいである。靴は履いているとなんとも思わないけれど、荷物に入れるとかなり邪魔である、いわんやウクレレ。さらに言うと50センチを超える荷物はバッグに入れて持ち歩くことができない。別ケースで運ぶしかないのだ。
養生
楽器はデリケートである。ちょっとした傷で音が大きく変わってしまうこともあるから持ち運びにはハードケースか、あるいはクッションのついたソフトケースが必須だ。で、こいつがまた曲者。ウクレレを覆うわけだから、ケースの大きさはウクレレ+αなんである。要するにでっかいのだ。そして繰返しになるがデリケートなので、積み込みでポイポイ投げられるスーツケースに入れるわけにはいかない。スーツケース内にある他の荷物の重みで胴がつぶされる、あるいはフレット板が折れること必至である。

こういったわけでウクレレを旅の友とする場合、

  • スーツケースには入れない
  • 機内持ち込みの手荷物とは別に、専用ケースで携帯する。
  • 胴にパンツは入れない

といった努力が必要である。つまり、要するに、ウクレレは荷物になる。

そんな時のUke-solidである。
この楽器には共鳴させる胴が無い。胴があるべき場所はくり抜かれていて、本来ヘッド部分にあるべきペグがついている。その結果全長がたったの47センチ。通常のウクレレより7センチも小さい。それに伴ってケースも小さいのだ。(参考http://www2.ocn.ne.jp/~shinfuji/stick/tenor.html
胴が無いことのメリットがもう1つ。つぶされる心配が無いからスーツケースに入れても問題なし。フレット板が折れる可能性もものすごく低いのだ。

そんなわけで今回はUke-solid帯同である。ただ欠点が1つ。胴で共鳴しないのでいかんせん音が小さい。ちゃんと聞こえる音を出したかったらアンプ持ってかなくちゃいけないわけで、結局かさばるんである。まあ今回発表する機会はないだろうし、ホテル住まいだからいいんだけどね。