今日のミラクル091108

「あっ、もしもし?えっとね、どうもけんぼうがタブちゃんのウクレレ間違えてもってっちゃったみたいなんだ。けんぼうに電話したけど気付かないみたい。どうしよう?明日タブちゃん帰っちゃうから次来る時までウクレレ渡せなくなっちゃう。。。仕方ないか、とりあえずうちの店で預かっておくしかないかな」
「代行?じゃあすぐ代行の会社に電話だ。俺電話してみる。ちょっと待っててな」

・・・

「あ、もしもしタブちゃん?けんぼうと連絡付いたよ。今からホテルまで届けにくるっていうから祖外に出て待っててくれる?」

・・・

「巻きタブさんどうも。。すみません間違えちゃって。ケース全く同じですもんね。待ちました?あ、今出てきたところですか?ああ、よかった!じゃ、ウクレレ、どうぞ。また遊びに来てくださいね。じゃ、おやすみなさい!」

  • 水戸郊外、午後

「や、よく来てくれたね。ああーよかった。。。。あ・・・・あれまあ、巻きタブさん?ああ、ああ、そうか、そうですか。。。まあー・・・(両手で握手)、すみませんねこんな格好で。ああ、よかった、よかった。よく来てくれました。うん、ああ。ありがとねえ。」

・・・

「なんか元気になったみたい。ベッドに本がおいてあったのに驚いたなあ。前は足が痛い痛いって言って本なんか読みたがらなかったもん。毎日痛い痛いって言って、後ろ向きな事ばっか言うからさ、思わず泣いちゃったよ。そりゃ泣くよ(笑)。よくなってよかった。会ってくれてありがとう」

「もしもし、あのさ用は無いけど電話かけてみた。用無いから切っていいっすか?いいっすか? 何、巻きちゃん今どこッスカ?上田?じゃあ着いたらデエトします?します?え、何?駐車場から出られない?どうしただ?金無いの?え、それ困るじゃん。全然無い?そうか・・・コンビニエンも今の時間じゃ金おろせないしなあ。。あ、警察。警察に聞いてみなよ。貸してくれるかもよ。ちょっと聞いてみなよ」

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「どうされました?はい・・・・なるほど。で、全く無いんですねお金が。車は?ああすぐそこの駐車場ですか。うーん、この時間だともうお金下ろせるところないですね。ええと、あのですね、ご家族様に連絡とって頂いてお金持ってきていただくようにしていただく、しか、ないです。私どもからお金を貸すということは、できないんですね。なのでご家族様に連絡を、お願い、します。はい、どうも」

・・・

「もしもしどうだった?・・・貸してくれないって!?うわあひでぇなあ目の前で困ってる人がいるのに。いくら足りないの?200円?それくらい何とかしてほしいよなあ税金払ってるんだからさ。助けてくれないのかよ。家族と連絡取れ?んなこといったって上だからじゃ1時間もかかるしママタブ運転できないじゃん。ひでえなあ。Nさん、そういうことらしいんすけど、どうします?・・・・うん、そうしますか・・・・巻きちゃんさ、今から老舗店員と二人で行くからちょっと待っててよ。え?いいっていいって、こういう事態なんだからさ。電車で帰る?いやそしたらまた明日車取りこなきゃいけないじゃん。会社送れちゃうよ。え?ダイジョブだって。まあ上田まで道よくわかんないけどさ、なんとかたどり着くから凍えないようにして待っててよ」

・・・

「おっ、巻きタブさん。どもども〜。関ゲルから聞きましたよ。なんか上田で監禁されてるみたいじゃないッスか。大丈夫ッスか?まあ今から行くみたいなんで、寒さ対策しっかりして下さいね。あっそうそう、関ゲルに新しい渾名できましたよ。デブって言うんです。会ったら「デブありがとう」って言ってくださいね。お願いしますよ(笑)。じゃ、元気出してくださいね、もうちょっとの辛抱ですよ!」

・・・

「あっ、きたきたきた。。。あれっ?お宅こんなところで何やってんすか?お金も無いのに駐車場に止めちゃだめじゃないッスか。。。。ひっひっひ。。て、オイ。デブってどういうことだ?それが助けに来てくれた人に対する口の聞き方か?千円いらねえのか?ひっひっひ・・・ま、じゃちょっとコンビニ寄ってから帰りますか。えっ?いつから起きてるかって?えっとね、二人とも金曜から寝てない。ダイジョブダイジョブ、家帰るくらいまでは起きてられるって。結構盛り上がったから寝ないわ、これ。じゃ、いきますか。」

  • 自宅玄関、26時

「何だ、家の鍵持ってなかっただ?仕方ねえなあ。さてさて、とんだ災難でしたね兄さん。よかったねいい友達がいて。え?ああ、もう寝床にいたよ。チャイム鳴ったのが聞こえたから起きてきたんだよ。ただ目は開いてたわさ。そろそろ帰ってこれるかなとおもってた。やっぱり子供のことはいくつになっても心配なんだね。ささ、もう寝るじゃん」

  • 自宅寝床、32時

「はい!どもーおはよっござぁぃゃすぅ〜。巻きちゃん起きれたかい?まあ昨日はえらい目にあったね。でも良かったわ無事帰ってこれて。いやいや全然いいんだよ。もう迎えに行くしかなかったんだからさ。たまったま俺電話かけたんだよ。そろそろこっち帰ってくる頃かなあと思ったから。だから、よかった。老舗店員もさ、「えっそうなの?じゃあすぐ助けに行こう」って言ってくれたんだわ。「いや、これは行くとこでしょ。どうでもいい奴だったら助けに何かいかねぇけどさ」だって。元気出るよなあ。ってことで、元気出ました?出ました?んじゃ、今週も頑張って戦いに行きますか?会社いきますか?はいはーい、じゃ、またねー!」

人間て、やさしいんだなあ。