Bosko & Honey のこと

もし誰かに「ウクレレを弾くときいたけど、どんな風に弾くの?」と質問されたらどうするか?答えは簡単で、ケースからウクレレを取り出して弾いてあげればいい。いつも弾いている曲をいつものように。「こういう弾き方を心がけてる」とか「コンセプトは○○で」云々という話は無くて構わない。実際の音が全てで、どんな風に聴こえたかは聴く側の自由だ。
ウクレレ弾きの自分を紹介するのは、そんなに難しいことではない。
けれどもウクレレ弾きの誰かを紹介するというのはとても難しい。
自分のことを聞かれたら弾いて見せればいいけれど「××さんはどんなウクレレ弾きなの?」と聞かれたら口頭で答えるしかない。「かっこいい」「かわいい」「○○みたいな」色々表現の仕方はあるだろうが、それはあくまで聞いた人それぞれの解釈であり、正しく伝えているとは言えない。質問した側も「かわいいって言われてもなあ・・・最近は何でもかんでも『かわいい』だからなあ」と思ってしまうだろう。
Bosko & Honeyはこの問題をいとも簡単に解決している。その方法は世界中のウクレレ弾きのところへ荷物抱えて遊びに行き、一緒に演奏をし、記録に残して世界に紹介するというもの。「ウクレレ・サファリ」と銘打たれたこのイベントで、この1年間彼らは文字通り世界中を訪れた。行った街で人と会い、ウクレレを聴き、映像に残し「この人はこんなウクレレ弾きなんだよ」ということを世界に紹介してまわった。その数、既に50近く。結果私たちは誰かの言葉のフィルターを通す必要なく、一人一人の感性で沢山の人のウクレレを知ることができた。しかも、自宅にいながらにして。
すごいことだ。
二人は長い旅を間もなく終え、もうすぐオーストラリアに帰国する。道中の無事と、Hometown での落ち着いた生活を願う。そしてウクレレ・サファリという奇跡のような活動をやってのけたことに対し、せいいっぱい大きな拍手を送りたい。
ありがとう、B&H!Have a nice Uke!

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ウクレレ・サファリ2008
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