常念岳から槍を仰ぐ

朝の闇が晴れたとき、山の頂から奇跡のような風景が広がっていた。
標高2800メートル。27日早朝6時、私は自分の成長を見下ろし続けた常念岳のてっぺんにいる。谷を挟んだ彼方には霊峰・槍。
小さな社に暫し合掌し、パノラマの真ん中で大きく深呼吸した。
ピース!