輝け俺の背骨


いつもの里山へ行って、いつもの道を通って登っていったら、分かれ道があるのに気付いた。
写真、左はいつも通る遊歩道。右の登り坂が気付いた道。今まで気付かなかったのが不思議なくらい整備された道だ。里山管理をしている人たちが使っているのだろう。小さな山なので迷ってしまう心配は無い。よし、ちょっと行ってみよう。春だし新しいことしてみよう。いつもよりちょっと急な坂道をぐんぐん登っていく。
15分後。
さっきの分かれ道から50メートルほど下の道にたどり着いた。近道しようとしたり人と違うことをして、ぐるぐると迷走して、気がついたら前よりも戻ってしまっている。他の人はというと、こつこつとやっているうちに頂上に近づいている。
なんか、いつもと一緒だなあ。あはは・・・。カテキン緑茶を片手に僕は、汗びっしょりで立ち尽くした。
下山すると関ゲルから電話。ドライブして、ダム沿いの林道で湯を沸かしてラーメン食べて、コーヒーを飲んだ。ダムの反対側では車の往来が盛んで、ジムニーや暴走族の子の音を聞きながら、崖の下に見える滝が綺麗だった(苔生しているし「入山禁止」って書いてあるので入れません、念のため)。

帰って来たら体中がぐったり疲れた。1時間ほどゴロ寝したら夕方になった。
ホントは来週の練習もしなくちゃいけないんだけど、風と陽光と水の音に戯れていたら一日が終わっちゃった。春なんだなあ。
テレビをつけたら、いつもながらつまらなかった。
何か変わったかというと思い当たることはなくて、いいことも特には無いし、道間違えて50メートルほど下っちゃっているんだけれど、なんだか前向きな気分になれた。