自家用車アジア化計画

Maktab2007-03-21

日曜に山で遭難しかけた帰り、インド屋で綿のジャケートとクッションカバーを買った。ジャケートは早速重宝している。クッションカバーはというと、これも早速中綿を詰めて軽四駆の後部座席にセット済みである。クッションの素朴なデザインと小ささが、軽のショボさと相俟ってなかなか良い。
夢は広がる。ここはひとつ、車をアジア化しようじゃないかと考え始めた。
まずはインテリア。バックミラーにはサンスクリット語で「阿」の字を書いたペンダント様の飾りを吊るす。なければ仏教の数珠でも良い。フロント以外の窓には厚手の仰々しいカーテン、縁取りはもちろんゴールドである。カセットテープからはインドの映画音楽ないしはダライ・ラマの説法が響き、天井にはマライア・キャリーシャキーラビヨンセなどの写真。脈略無くボディビルダージャッキー・チェンサモ・ハン・キン・ポーも張る。後部座席は前向きから横向きに改造し、軽なのに後ろに4人乗れるようにしてしまう。もちろんぎゅうぎゅう詰め。ハンドルにはエルビス・プレスリーみたいなヒラヒラをつけよう。真ん中のクラクション部分には大日如来のシールを貼付。
エクステリアにも拘りたい。後部窓にはでっかくカダフィー大佐あるいはアサド・ハーフィズ前大統領の写真。そのアラブダンディーな強面におびえ、誰も煽りや幅寄せをしなくなるはずだ。写真の周りにはなぜか「SONY」や「SANYO」など日本メーカーのロゴステッカー。「TOSHIPA」「KENMOOD」など若干間違っているものもある。
いいぞいいぞ、想像がどんどん膨らむ。楽しい車になりそうだ。
と、ここまで考えてから気づいた。これ、車検に通らないのでは・・・?てか、今日びこんな車アジアでは走ってないのでは?
合掌。