リアルウェイヴ

Maktab2004-11-04

日本におけるウクレレの老舗、キワヤから「ウクレレ専用アンプ」登場。

アコースティックな楽器がもつ自然な音と弾き手の表現力を忠実に再現することを目指して開発されたウクレレ専用・真空管アンプ

ウクレレは音が小さい。ただでさえ大きな音の出ない撥弦楽器である上に胴が小さいためだ。仕方が無い。そこで他楽器とセッションする際には電気による増幅が時々必要である。ところが増幅すると、ウクレレ本来の音色とは違った音になってしまう。生音そのままに音を大きくするのは難しいのだ。不可能に近い。
そんな不可能を限りなく可能に近づけたのが「リアルウェイヴ」ということである。ウクレレの生音を限りなく忠実に再現するアンプ、だからウクレレ専用だ。受注販売で定価20万。高いか安いかは「アコースティックなウクレレ音」に拘るか否かで決まるだろう。

ところでUke-Solidには胴が無い。胴が無いということは、アコースティックでは音が出ないということである。これまでの話を踏まえると「いいアンプがないとウクレレ本来の音が出ない」ということになる。そうなると「20万かけないとUke-Solidは意味が無い」のだろうか。
そんなことはない。
確かに手持ちのミニアンプで増幅した音はウクレレとは違うものかもしれない。でもこれはこれで結構楽しい音なのだ。ウクレレじゃないかもしれないけど楽しい。ようは自分の気に入った音が出ればいいのである。増幅で変化した音を楽しんだっていいじゃない。
いやいっそのこと変えられるだけ変えてしまおう。そこでエフェクターなのである。エレキギターと同じことだ。
ウクレレ本来の音それ自体はそれで良しとして、そうじゃないウクレレというのがあったっていい。ウクレレで「ハッロ〜ベイベ〜(キュイーン)!」とVAN HALENやったっていいじゃない。

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