なまえ

洒落た名前を子供に名づけようとして失敗するとその子は一生恥をかいて暮らさなければならなくなる。象徴的な例として以前以前リア・ディゾンの子供の話を取り上げたのだが、周りにはあんまりいないし、まあ特異な例なんだろうなあと思っていた。
ところがWeb検索してみて驚いた。いるわいるわ、奇妙奇天烈寿ゲ無寿ゲ無な名づけをする親たちが。
DQNネーム(子供の名前@あー勘違い・子供がカワイソ)
上記サイトから、驚いた名前をいくつか引用しコメントする。

  • 海姫(ありえる):『人魚姫』から取った名前だと思うが、読めないでしょ。あとアリエルって、自分の恋心のために父親(しかも国家元首)の命を魔女に売ってしまうような親不孝かつ姫という自分の立場をわかってない生娘でしょ?そんな人の名前付けて親の名義で借金作られたらどうするの。あと、元シリア在住の私はどうしてもアリエル・シャロン首相(イスラエル元首相。対パレスチナ タカ派)と重複する。
  • 春夏冬(あきれす):四季のうち、秋が無いから「秋レス」。子供の名前に駄洒落を入れるのはどうかと思う。
  • 海月(かるな):どす黒くよどんだ〜 ィヨコスカの海に〜 浮かぶ月みたいな〜 電気かるな〜よ〜 ハッ!
  • 妃仁(ひにん):士農工商・・・
  • 明芽(あくめ):「あくめ〜、あくめ〜どこだあ?」「パパ〜、ここ。ここだよ」「お〜ここか、ここか。探したぞあくめ」以上、デパートでの親子の会話
  • 手洗,希愛,千愛星,茶亜羅,愛来,星空,天愛羅,茶羅,天亞來,貞愛羅,魅月綺,幸愛羅,帝亜蘭,王冠,美冠姫,響愛星,星姫,姫蘭,姫愛來:これ全部「てぃあら」と読む。源氏名にしか見えない。。。

中国語圏の方々は海外相手に仕事をする際英語の通称を用いる。これは中国語の発音が外国語話者には難しいからであり、英語名ならすぐに覚えてもらえるからである。つまり便宜的に用いているに過ぎず、名前も自分で選んでいる。だから「海外でも通用する名前を子供に付けたい」なんて考える必要は無い。子供が海外とコミュニケーションする際、必要に応じて自分で決めて英語名を名乗ればいい。ジャッキー・チェンとかレスリー・チャンみたいに。ジネディーヌ・ジダンみたいに本名はそのままで発音だけフランス語風に読ませてもいい(Zinedhine Zidan:ルーツであるアルジェリアでの発音はザイヌッディーン・ザイダーン、つまり思いっきりアラブ人の名前)。そもそも「てぃあら」も「ありえる」も原語日本語とじゃ発音違うんだし。

将来子宝に恵まれたら「タブ治」とか「タブ保」「タブ音」など、拙宅伝統の一文字を加えた名前にしようと画策中である。ピース。