バタやんのブルーズ

Maktab2004-10-12


毎日インタラクティブより

以前「ちょんまげマンボ」で紹介した田端義夫氏、85歳にしてコンサートである。素晴らしい。
別の会でアメリカの「ブルーズ」と日本の「ブルース」と言う名の歌謡曲について書いた。当時は正直結構おちょくってたんであるが、ちょっと誤解があったみたいだ。ブルースが労働者達のつらい現実を謳いあげたものであるとすれば、田端氏の人生、生き抜いてきた時代、歌への思い、そして現在も歌っているという事実、どれをとってもブルースマンと呼んでいい。
http://www.isenokuni.net/act/tabata.html
だから彼の歌う「玄海ブルース」は「ブルーズ」なのだ。それだけではない。「かえり船」「島育ち」「19の春」どれもブルーズだ。いや曲がどうこう言っているのではない。田端氏が歌えば全てブルーズになる。「ダンディー気質」だろうと「ポッポー波止場」だろうと「ちょんまげマンボ」だろうと、だ。
「僕はね、明日に燃えて、明日に燃えて。それだけよ。まだまだやらにゃー。歌も、女性も」
素晴らしい。何でもこの人、数年前ソウル・フラワー・ユニオンとセッションした時、メンバーの伊丹英子に「ワシはまだまだ現役や!」と凄んだ程である。しかもローソンのトイレで。バタやんお茶目。
これからも日本のブルーズを歌いつづけて下さい。オース!